ここで言うゲームデータセンターとは、「FIFA 23」オンラインゲームプレイの運営を目的としたハードウェア/ソフトウェアシステムの物理的な立地場所を指します。
他のプレイヤーによって「サーバー」と呼ばれることもあるかもしれませんが、ゲームデータセンターはその技術的名称です。
ゲームデータセンターにより、以下のモードでオンラインゲームプレイが可能です。
また、これらのモードにおけるマッチメイキングの過程で使用される情報も提供されますが、実際のマッチメイキング自体は行っていません。
ゲームデータセンターを利用する理由は、各自のゲームプレイ体験が他のプレイヤーの接続に影響されないようにするためです。これはゲームデータセンターを利用すれば、マッチをプレイする際に他のプレイヤーと直接接続する必要がなくなるためです。
ゲームデータセンターを利用したオンラインプレイの利点は、参加する全プレイヤーのゲームプレイ情報をデータセンターが取り扱うことです。ゲームおよびゲームデータセンターは一定の間隔で入力を収集し、その後、ゲームデータセンターはマッチに参加している全員にこの情報を送り返します。これは全プレイヤーに同時に行われるので、個々のプレイヤーがデータを受け取るタイミングはそれぞれの接続によって決まります。
そのため、誰かが4K映画をストリーミングで視聴しながら信号の弱いWi-Fiでプレイしていたとしても、接続品質の悪化はそのプレイヤーの体験のみにとどまり、マッチ内の他のプレイヤーは影響を受けません。そのような場合でも、ゲームデータセンターは同じ間隔で情報を送り続けます。
ゲームデータセンターは実質的にマッチのホストの役割を果たし、ゲームプレイ情報をプレイヤーに送信する役割を担います。P2Pの場合は、プレイヤーの中の誰かがマッチのホストの役割を果たします。
下のリストを開くと、世界中のFIFAゲームデータセンターの設置場所をご覧いただけます。
ゲームデータセンターについては業界を代表する企業と提携し、質の高い技術を提供する企業が集まる人口密集地域にゲームデータセンターを設置するようにしています。
これらの企業は堅牢なテクノロジーを提供しており、数千万人のプレイヤーのデータを処理することが可能です。単純にゲームデータセンターを追加するだけでプレイヤーの体験が改善する訳ではないので(詳細は以下をご覧ください)、私たちは新たなゲームデータセンターを導入する前に周囲の地域のプレイヤーへの長期的な効果を慎重に分析します。
「FIFA 23」では、プレイヤーがオンラインマッチをプレイする際には常に最適なゲームデータセンターが選択されるようになっています。通常は一番近いデータセンターがそれにあたりますが、常にそうであるとは限りません。
一般的に、インターネットサービスプロバイダー(ISP)はある地点から別の地点までデータを直接送信することはありません。データは様々なルートを経由するものであり、世界中を経由する場合もあります。これはISPのネットワークインフラストラクチャーの物理的な制約やビジネスモデルが原因です。これらは最終的には個々のISPが自身のニーズや状況に応じて判断します。
そのため、その時点で最適な接続が得られるゲームデータセンターが一番近いゲームデータセンターとは限らない場合があります。また、普段使われているネットワークトラフィックの経路上に問題が発生した場合や、ゲームデータセンターに技術的な問題が発生した場合は、別のルートを通って接続される場合があります。